森林文化アカデミー

【ドイツ・ロッテンブルク林業大学連携 with 森林文化アカデミー②】シュヴァルツヴァルトを空中散歩

【森林文化アカデミー学生日誌 vol.18】

森林文化アカデミーのドイツサマーセミナー!!

ついに、他大学とも合流し、サマーセミナーがスタートしました!

総勢37名の大所帯での視察研修になります( ^ω^ )

 

初日は、まずフランクフルトから Bad Wildbad まで移動しました。

そこでは、シュヴァルツヴァルトの黒い森の中(上)を空中散歩できる施設があり、

植生観察も含めて、体験してきました( ^∀^)

 

初日なので、まずは気軽に体験してみようって感じですね☺️

どうも、こばけん(@5884kentaです♪

 

 

Baumwipfelpfad(空中散歩)

空中散歩

空中散歩ができるのが、Baumwipfelpfad です!

 

 

黒い森で有名なシュヴァルツヴァルトにあるのですが、地上20メートルぐらいの樹上から森の観察ができます。

ところどころにアトラクションも配置されており、日本の「冒険の森」のような雰囲気も感じます(笑)

リス モニュメント

入り口では、切り株からチェンソーアートで作られたリスがお出迎えしてくれます(笑)

 

今回は林業視察研修ということで、森の観察が目的です!

シュヴァルツヴァルト(黒い森)とは?

シュヴァルツヴァルト

シュヴァルツヴァルトは、ドイツ南部の山岳地帯にある、緑が深い森です。

ドイツの北部は、地形と気候的に森林が乏しいので、南部のシュヴァルツヴァルトが、ドイツの森林蓄積において重要な場所になります。

 

モミ・トウヒ・ブナが優先する、うっそうとした森です。

樹下に生えるモミ

何故、うっそうとして見えるのか?それは、トウヒやブナなどが耐陰性が強い樹種であり、

上にある高木の隙間から小さな次世代の木々が育っているからです。

 

こういった特徴は、日本のスギ・ヒノキ林にはあまり見られません。

それは、ヒノキやスギが育つには、もっと光が必要なので、樹下でもぐんぐん育つような特徴がないからです。

 

また、湿度が高いこともあり、地衣類(苔など)が樹木にこびりついています。

この地衣類が存在することを好む鳥類もいるらしく、そういった生き物たちにとっての楽園らしいです。

可愛らしい巣箱もいっぱい作られていました(笑)

 

生物多様性を保ちつつ、林業として素材生産活動もおこなっているので、「森の工場」と呼ばれており、

7,000種の動物、1,200種のシダや草花、670種のコケが生息しているらしいです!!

 

シュヴァルツヴァルトは、持続可能で、生物多様性も守るために、森林法が設立されており、厳しく守られているとのことです。

 

かつては、荒廃してしまったシュヴァルツヴァルト

 

かつては、無計画な森林伐採と無制限の森林牧草地により、広大な土地が皆伐されました。

うっそうと茂って侵入困難だった黒い森でさえ、森林伐採が過剰にされていました。

 

そこで、世界最初の森林法の一つである、バーデン森林法が1833年に施行されました。

強い拘束力のある規制を施行し、計画的で持続可能な森林管理を確立することに成功しました。

 

そういった、歴史についてもこちらの施設の看板を見ることで学ぶことができました。

 

ちなみに、普通の観光目的でいいますと、最後に展望台があり、そこからの景色もとても気持ちが良かったです!!

 

初日は半分観光で半分お勉強のような形で終えました♪

明日からは、いよいよロッテンブルク林業大学で本格的に林業についてお勉強させていただきます。

 

ありがとうございましたm(_ _)m

 

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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