つぶやき

30代林業未経験者が林業の世界に飛び込もうと思った動機、きっかけ

2021年10月8日

林業未経験者が山仕事始めたいって頭おかしいの!?

どうも、こばけんです!

 

今回のブログでは、私がどういった経緯で林業家になりたいって思って、どうやってなろうとしているか、ご説明します。

 

 

1、林業やりたい!って思ったきっかけは?

 

なんで、林業をしたい!って思ったのか、大きくは、4つの理由(観点)になります。

 

生きる力が欲しい。“仕事”と“生活”を切り離した都会の生活では生きる力は身に付かない。
②一次産業こそ人間が生きるために必要不可欠な生業であり、多大な貢献をしている。尊敬されて報われるべきである。
③気候変動などの環境問題にダイレクトに貢献できる。
④自然に囲まれた生活を送りたい

 

 

この観点に至った思想の経緯をご説明します。

 

・会社でエンジニアとして頑張ってるけど、この働きかたでは満足できる子育てできないな。。

設計開発は責任が重大すぎて、プレッシャーで精神がしんどいな。。

今の会社でやりたいことは設計開発だったから、それ以外の職種に興味がわかないな。。

・よし!いっちょ転職してワークライフバランスを実現できる所で働こう!

・転職エージェントで転職について相談。

勧められるのは設計開発の同業他社ばかり。職種を変えたいという相談には応じてくれなかった。。

自分が何をしたいのか分析するが、今の自分のスキルでは同業他社以外で活躍できるビジョンが見えなかった。

・もっと明確な“スキル”を持ちたい!!と思うようになった。

同時に、“自分自身の手で生きる力”を身につけたいと思い始めた。

・“自分自身の手で生きる力”って何?そういえば、仕事で疲れ切った時も無意識にサバイバルのyoutubeを見ていたなと思い出す

エドスタフォードさんの究極の生きる力に憧れを抱く。

エドシリーズはおそらく10周ぐらい全シリーズ見たんじゃないかな(笑)

 

そう、“自分自身の手で生きる力”とは!!

『会社やお金に頼らなくても、火をおこしたり、食料を調達して生きることができる力!』

である。しかし、家族揃ってこんな仙人のような生き方をしたいわけでは無い。

キャンプなどでよく言う、“不便さを楽しむ”っていうことではない。

 

どうやったら生きる力が身につくかなと考えている時に、一つ目の観点に至りました。

 

生きる力が欲しい。“仕事”と“生活”を切り離した都会の生活では生きる力は身に付かない。

 

“ワークライフバランス”という言葉が最近よく言われますが、

これは、仕事とプライベートのON・OFFをはっきりと分けて考えましょう!ONとOFFのバランスが崩れないようにしましょう!

というのが、この考え方だと解釈しています。

 

今までは、この考え方は素敵で、その通り!ワークライフバランスを考えて生きていくことが幸せになる道だ!って思っていました。

しかし、本当にそうか?と疑問を持ち始めました。

 

それは、ONの仕事の時間って、会社に尽くして頑張ってるけど、自分自身の手で生き延びる力は磨けていないなと思います。

(これは職種によると思いますが、大半の人がそうなのでは?)

 

 

24時間のうち、7時間睡眠で3回の食事や風呂、身支度などで3時間ぐらい使うとしたら、残りは14時間。

そのうちの8時間+残業2時間の10時間が仕事としたら、残りは4時間しか残らないですよね?

圧倒的に時間が足りない( T_T)

 

であれば、仕事の8時間も生きる力が身につく生業にしたらいいじゃないか!

 

農家だったら、野菜や米を自給できる力が身に付く。

猟師だったら、猪や鹿肉を調達できる。

木こりだったら、薪を作って暖を採ったり、灯にもできるし、ご飯も炊ける。

 

田舎の暮らしはON・OFFの違いが曖昧だと言います。つまり、14時間まるまる生きる力を磨く時間にできるじゃないか!!

これが、一つ目の田舎移住して林業に携わりたいと思った理由です。

 

 

②一次産業こそ人間が生きるために必要不可欠な生業であり、多大な貢献をしている。尊敬されて報われるべきである。

そして、2つ目の理由として、今の社会のお金を沢山もらっている人って本当に世の中に貢献している人なのか?

という疑問です。

確かに、資本主義社会において、莫大なお金を動かす人が、社会に貢献しているとみなされ、尊敬されて莫大な報酬を得るのは当然のことでしょう。

でも、私から見ると、ただのマネーゲームにしか見えないです。

 

震災などで被災した方の話を聞くと、そういった極限状態で本当に必要なのは、お金ではないと聞きます。

 

YouTubeを見ていると、広告で、楽してお金稼げます!インターネットを使った物販が熱いです!などいろいろ出てくるのですが、正直うんざりしてしまいます。。

もちろん、そこには需要があるから供給が成り立つわけであり、真っ向から否定するつもりはないのですが、私が目指している姿とは違うなと感じます。

 

“生活する上で必要不可欠な仕事に就く人” = “エッセンシャルワーカー” の意義がこのコロナで改めて見直されているとのことです。

でも林業は、木材価格の下落によって給料が低いです。生み出す売り上げが低ければ当然報酬も低くなってしまうのは当然ですね。。

 

売り上げをどうやって大きくするか工夫を凝らすことが課題です。でも、そこに取り組むしんどさと共に面白さもあると思っています。

 

 

③気候変動などの環境問題にダイレクトに貢献できる。

CO2排出量実質ゼロ社会を目指すにあたって、CO2を吸収してくれる森林を育てることはダイレクトにCO2低減に貢献できます。

また、日本は国土の7割程度森林に覆われている世界屈指の森林大国であり、この資源をどう使っていくのかが重要です。

 

日本が誇る資源を、日本人が誇りを持って有効活用するって素敵じゃないですか?

 

④自然に囲まれた生活を送りたい

私は生まれも育ちも大阪だったので、ずっと自然に囲まれた環境での生活に憧れがありました。

仕事がしんどい〜ってなった時に、森に囲まれた川辺でバーベキューをした時に、

究極に癒されました。その時の幸福感が忘れられません(笑)

 

これは単なる無い物ねだりなのだと思いますが、一度きりの人生、無い物をねだってねだって、手に入れれず死ぬよりも、

両方味わってから、やっぱりこっちがいい!って選択をしたいなと思います。

 

そのためには、動けるチャンスを逃さないで、とにかく動くことが大事だと思います。

 

ちはやふるの映画で、

「チャンスにはドアノブがついていない。ドアが空いた時にすかさず飛び込むことが大事」

という言葉があり、とてもいい言葉だと思いました。

 

そして、今私は、“田舎ぐらし”へ繋がるドアがちょっとだけ空いたので、ドアを引っ張って無理矢理飛び込もうとしている状態だと思います(笑)

 

一度っきりの人生、悔いは残したく無い。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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