プログラミングスクール(テックキャンプ)

【テックキャンプ】受講したけど、プログラマーは諦めて森林組合に就職を決めた体験談

2022年3月4日

林業 × IT技術の担い手を目指して、「二足のわらじのプログラマー」になろうかな?と思ってテックキャンプを受講したけど、

プログラマーへの道はそんなに甘くなかった。自分の人生を本気で考えた結果、

IT企業への就職は辞めて、森林組合に就職することにしました。

どうも、こばけん(@5884kentaです。

 

私は、テックキャンプ短期集中コース112期として受講し、2021年12月末に卒業しました。

 

テックキャンプを卒業すると、転職サポートを受けながらIT企業にプログラマーとして転職することが一般的です。

しかし、私はプログラマーにはならずに、森林組合でフォレスターになる道を選びました。

今回のブログでは、何故その道を選んだのか?プログラマーになることを諦めた理由をご紹介します。

 

私の体験をご紹介することで、これからプログラミングスクールに通うか迷っている人であったり、

『田舎移住 & プログラマーでリモートワーク』を目指す人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

☆重要ポイント☆

プログラマーは軽い気持ちでなって、成功できるほど甘くない!

『田舎移住 & リモートワーク』は本当に幸せになれるのか?

 

まず、前提としまして、私は32才まで空調メーカーでものづくりエンジニアを8年間勤めました。

ですが、人生を見つめ直す機会があり、田舎移住して"林業という一次産業""パソコンを使った仕事"を掛け持つ生業をしたい!

と思うようになりました。元々エンジニアではあったのですが、ハードのエンジニアだったので、ソフトに関しては知識はほぼ無く、

まずはプログラミング技術を身につけようと思って“テックキャンプ”を受講しました。

 

肝は、"パソコンを使った仕事"というざっくりしたイメージしか持っていなかったことです。

私は下記想いを持っていました。

「田舎暮らしがしたい!田舎でも子供を育てることができる収入源が欲しい!」

「IT化が進んでいる現代において、IT(インフォメーションテクノロジー)に精通しながら田舎の資源を活用できたら最強じゃね?」

あくまでIT技術は田舎暮らしをするためのツールであって、「使えたらいいな〜」ぐらいしか情熱がありませんでした。

 

プログラマーは軽い気持ちでなって、成功できるほど甘くない!

上記のような状態で、いざテックキャンプの講義が始まりました。

講義といっても、基本的にテキストの内容を自分で進めて、分からないことがあればメンターに個別で質問するという形式です。

 

同期として8人が一緒に学習するのですが、1時間に1回その同期と学習進捗や気づきについて共有しあう時間が設けられています。

その時間の話している内容・レベルでなんとなく自分と同期でプログラミングについての理解度・好き度が分かります。

 

自分の体感では自分の理解度は途中までは「同期の中で真ん中ぐらいかな〜」という感じでした。

後半のモチベーションが下がってからは進捗はほぼ最後の方でした(苦笑)

その中でも、同期の中でダントツでプログラミングが大好きで理解度も高い人がいました。

そして、その人と話をしていると、

「あ〜こういう人がこの世界で勝ち残っていくんだろうな。。自分みたいにツールとして使えたらいいな〜ぐらいの考えでは勝てんな」

と思うようになりました。

 

プログラミングというものは、他の仕事以上に顕著にレベルの差が現れます。

レベルが低いプログラマーだと1日かかってしまうような作業が、レベルの高いプログラマーだと一瞬で解決するような。

それに、ちょっとのミスですぐエラーになります。心が折れやすいです( ・∇・)

 

ですが、これは経験を繰り返すことで徐々にレベルアップして解決できることです!

これぐらいの壁でプログラマーになることを辞めたわけではないです。

 

更にプログラマーになることに対してモチベーションが保てなかったのは、初任給の低さです。

←これもテックキャンプ受講前から分かっていたことですが、だいたいプログラミング未経験者の初任給は250~350万円です。

 

このしんどさでこの給料だと、よほどプログラミングが好きか、プログラミングを使って明確にやりたい目標などが無いと厳しいです。

 

自分にはその情熱がありませんでした。

その状態のなかで、田舎移住&田舎での仕事についていいお話が舞い込んできたので、心がそっちに傾いていきました(笑)

ちょうどテックキャンプ折り返しの時の心境は下記ブログに書いています。

テックキャンプ短期集中オンラインコースを5週間(半分)受講した感想・本音

 

更に追い討ちをかけたことは、"パソコンを使った仕事"をするって、必ずしも作る側の人間になる必要はない!!

ということです。だって、使えたらいいんだもん。

さかえるさんの上記ツイートは、当時の私にとってドストライクの内容でした(笑)

 

最近ではプログラミングの知識がなくてもWEBサイトをいい感じに作れるアプリケーションなどが溢れています。

私がやりたいことは、ある程度ITリテラシーがあれば実現可能だなと思いました。

それに、全部を自分だけでやり切る必要は無いです。

冷静に考えた時に、私がやりたいことを全部自分だけでやろうとしたらおじいちゃんになってしまう。

それよりも、『餅は餅屋』。自分以外の仲間を見つけて、その人に頼ることが大切だと思うようになりました。

 

田舎移住×リモートワークは本当に幸せになれるのか?

もう一つ、IT企業に勤めない道を選んだ理由があります。

それは、最近話題の『田舎移住 × リモートワーク』をすることで、本当に"楽しい田舎暮らし"ができるのか?

疑問が湧いたからです。

 

どういうことかと言いますと、移住受け入れ側の立場から考えた時に、

『仕事はリモートで都会の仕事をしています』っていう人と仲良くするのは少しハードルが高いなと思ったのです。

これはやったことがないから想像でしかないのですが、

せっかく『田舎の時間軸』で過ごしたいのに、仕事が都会だと、結局『都会の時間軸』に飲み込まれてしまいます。

 

私が心配になったのは、田舎には田舎の付き合いや地域の役割(消防団や地域清掃活動など)があって、

それに参加できない可能性が高くなりそうだ。ということです。

 

それでも上手くやっていける人はいるでしょうが、私はせっかく田舎暮らしをするのであれば、そっちも楽しめる時間が欲しい!

と思うようになりました。

 

まとめ

このような想いが生まれたことと、思っていた以上に早く田舎移住先での住む場所や仕事についていいお話をいただけたので、

私はIT企業に勤めず、森林組合に勤めることになりました。

 

ですが、テックキャンプを受講したことが全くの無駄になったか?と言われるとそうではないです。

自分でWEBアプリケーションを作り上げるところまで経験できましたし、IT企業に勤めた同期とも仲良くなれて

情報交換できるようになりました。卒業後もオンラインでしゃべっていたりします。

そういう仲間が"人生の財産"であると思います。

 

まったくの余談ですが、私がテックキャンプを教育訓練給付金制度を使って受講していることを

マコなり社長がリツイートしてくれたことは感激しました☆一生の思い出です(笑)

教育訓練給付金制度をつかえば、70%受講料割引で受けることができます。

その値段であれば、投資回収はできたなと思えました。

ありがとうございました!

 

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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