田舎移住に向けて

田舎に【賃貸一戸建て物件】が無い理由〜逆にビジネスチャンス!?

2022年1月5日

田舎の広大な土地!昨今騒がれる空き家問題!田舎に賃貸戸建て物件は溢れかえっているはずだ!!と思ったら、現実は厳しかった(T ^ T)

 

どうも、こばけん(@5884kentaです。

 

 

今回は、地方移住をするにあたって、最重要課題である『家探し』で私自身が苦労した経験から、「なぜ田舎に賃貸物件が無いのか?」その理由をご紹介します。

今回ご紹介するのは、私が賃貸物件を探している際に、不動産屋さん、空き家の大家さんや役場の方から実際に聞いた内容になります。

この理由をつきつめると、逆にビジネスチャンスになるのではないか!?という淡い期待も同時に感じたので、併せてご紹介します。

 

なお、私が家探しで苦労した話はこちらの記事で書いているので、よければ併せてご覧くださいm(_ _)m

地方移住にむけて、賃貸戸建て物件は不動産では見つからない!!

 

 

初期投資が必要で、投資回収が見込めない

 

賃貸物件として出すためには一定の水準まで家の改修が必要です。
(水回りとか柱の強度とか)

それは、一定水準の生活ができる空間を提供する必要がありますし、

万が一、家が倒壊して他人が下敷きになってしまったなんて、想像したくもありません。

また、何か設備が故障した際は、基本的に大家さんがお金を払って修理する責任区分になるケースが多いようです。

 

では、家の改修にはどれだけお金がかかるのでしょうか?

調べてみると、空き家の全面リフォームにかかる費用の相場は『約150万円~500万円』とのことです。

もちろん、空き家の状態によって様々なので、ここはピンキリです。

 

そして、一例ですが、私が移住先に選んだ岡山県真庭市の賃貸戸建ての相場は『5〜6万円』でした。

もし仮に、改修に「300万円」かかったとして、「月5万円」で賃貸出しても、60か月(=5年)投資回収に時間がかかる。
この計算だと、投資したく無いと思ってしまいますよね(^◇^;)

 

しかし、私みたいな「田舎移住したい!」っていう人は一定量いると思うので、そこをターゲットにしたシェアハウスを展開するのはビジネスチャンスがあるんじゃないかな?と感じました。

たとえば、『DIYお好きにどうぞ』にして、最低限の建物強度を保つ改修だけして、初期投資を抑えつつ、賃貸収入を得る。などは一つの解決策になるのではないか?と感じました。

 

借主が、災害に遭わないか心配

災害

 

古い家はどうしても地震や台風が来るたびに心配になってしまいます。

私が家をお借りする大家さんも、「台風が来るたびに空き家が壊れないか、心配している」とおっしゃっていました。

人が住んでいない状態でもこれだけ心配されているので、もし賃貸として他人に住んでもらっている状況であれば、更に心落ち着かない状態でしょう。

確かに、そんな心配をしてまで、賃貸物件として他人に家を貸したく無いという心情は分かります。

 

ここに関して、気休めかもしれませんが、私が空き家を選ぶ際に

安心材料になった振興局の方のお言葉があります↓↓

『ここの家が潰れるような災害があったら、基本的にここら一帯の集落が全部崩壊しているよ』

なるほど。確かに、ここら一帯のお家は似たようなお家が並んでいるので、この家だけが倒壊することは無さそうだな〜( ^∀^)←楽観的(笑)

『赤信号!皆んなで渡れば怖くない🌟』

 

それと、真庭市には断層が無いので、直下型地震は無い。

もうすぐ来るだろうと予測されている「南海トラフ地震」の際も、震度5弱程度。

それは耐えれるんじゃ無いか?と思っていますが、こちらは改めて専門家の方に診てもらいます。

 

移住の際は、ハザードマップは必ずチェックするようにしてください。

←(参考)真庭市のハザードマップ

 

私が住む予定の家は、河川氾濫も土砂災害もない所だったので、更に安心材料となりました😄

 

仏壇があり、簡単に手放せない

仏壇

 

都会で暮らしているマンションではあまり見かけませんが、特に田舎のお家だと『仏壇』がありますよね。暮らしてはいないが、仏壇があるから、この家を手放せない。

 

たまには拝みに行きたいから、他人に賃貸で貸してしまうと、気軽に行けなくなってしまうから嫌だ。と思われている田舎空き家の大家さんには多いらしいです。

 

空き家の仏壇をコンパクトな仏壇に変えて移すなど、相談に乗っていただける業者さんもいらっしゃるようですので、是非そういう所に相談して、空き家仏壇問題は解決されるのも策かと思います。←業者さん参考サイト

 

物置きとして利用している

倉庫

 

スタッドレスタイヤなど、普段使わないけど「かさばってしまう物」を空き家に置いておくというケースもあるようです。

 

私も、今住んでいるマンションが狭くて、ゴルフバック、スノボーの板や雛人形の雛壇など実家に置かせてもらっています(>人<;)

 

特に、田舎の生活って、都会以上に「かさばってしまう物」が多いですよね。

賃貸にしてしまうと、そこを物置きとしては使えなくなってしまいます。

 

実際、私が住む空き家も、物置きとして使っており、整理が大変だとおっしゃられていました。

 

特にご高齢になると、どうしても重い物を運ぶのが大変です。。

 

真庭市では、空き家バンクに登録すること等が条件ですが、真庭市空き家家財道具等撤去補助金

が使えます。是非こういった制度も活用して家財撤去など進めていただけたらと思います。

 

どんな人が来るか分からないから、インターネット募集とか怖い

不審者

 

特に田舎の方々は、都会と違って、ご近所さん付き合いが濃厚です。

そこに知らない人が急に来ることは怖い(/ _ ; )という思いが強いらしいです。

 

この感覚は、都会暮らしで、同じマンションでもどんな人が暮らしているか?

を知らないような人ではなかなか実感しにくいですね。。

 

特にインターネットに賃貸情報を載せてしまうと、フィルターをかけれないので、

どんな人が来るか?特に不安になってしまいます。

 

こんな町でこんな古い家を借りたい人なんて見つかるわけがない

田舎 不安

どんどん少子化・高齢化が進み、若者がいなくなっていく町。

建物も古くなって安全性にも不安がある家。

『こんな所に住みたいという人なんていないよ〜?』という声を聞きました。

借り手が見つかるわけがないと思っているから、賃貸にしない。ということです。

しかし、とんでもございません!!

 

私からすると、とても魅力的な町です。

里山があり、田畑がある!素晴らしいです。

地元の人が気がついていない「田舎の魅力」を掘り起こして、移住者ならではの観点で見たら、更に面白いことができるはずだ!

 

そういう人が増えてくると、活気が蘇って、更に楽しい田舎暮らしになるだろうな〜😄

と妄想しています。

ちなみに私が移住しようとしている真庭市にはすでに面白いことに取り組んでいる人が沢山おり、

ワクワクする地方です♪♪

 

少しでも空き家問題が解消される未来が訪れることを祈っています。

ありがとうございました!!

 

 

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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