タラノキ増殖大作戦!ふかし栽培って、実は誰でもカンタンに挑戦できるんです!
山菜の王様と言われているタラの芽をトコトン楽しみたい😆
ということで、ただ生えている山菜を食べるだけではなく、ふかし栽培に挑戦してみました。
まだ育成途中ですが、とても簡単に増殖できそうです。
ふかし栽培開始から10日目の記録をお伝えします。
タラの芽のふかし栽培とは?
タラの芽の「ふかし栽培」とは、休眠中のタラノキの枝を切り取り、
室内やハウス内で加温・保湿して新芽を早出しさせる方法です。
寒い時期でもタラの芽を楽しめるのが魅力で、出荷用としても行われています。
方法はシンプルで、切った枝を水につけたり、湿らせた砂に挿して、暖かい場所で管理します。
だいたい2〜3週間ほどで新芽が伸びてきて、食べごろになります。
本来は、旬の時期よりも早くにまとまって出荷できるように工夫されたのがふかし栽培ですが、
今回私は、旬の時期に野生の新芽を収穫し、そのタラノキの幹を節ごとに刻んで増やす方法に挑戦しました。
ですので、ハウスで加温などはしなくても、自然に芽吹きの時期のため、けっこうほったらかしでも
新芽が成長してくれています( ´∀`)
イメージとして、スーパーで豆苗を買って食べたときに、根本を残して水やりしていると、
もう一度生えてきて、2度楽しめる♪みたいな感じです(笑)
自宅でも手軽に春の味覚を楽しめる方法なので、ぜひ挑戦してみてください♪
穂木の採取

山での穂木の採取
ふかし栽培をするにあたって、まずは穂木を入手しなければいけません。
タラノキは、山の皆伐跡地や、日当たりがいい場所を好み、群生していたりします。
私は、近くの皆伐跡地でいい感じのタラノキがあったので、採取しました。
※木を取って帰る時は、土地の持ち主(山主さん)に許可をもらってから行いましょう。
穂木を切り分ける

穂木を切り分ける際の道具
取ってきた穂木を、今度は一節ごとに切り分けていきます。
タラノキは、芽の部分が三日月のような模様があるので、分かりやすいです。
トゲトゲがあるので、厚手の革手袋などを使用して、手に刺さらないように注意してください。

切断後のタラノキ
特に、春先の新芽がでている時期には、新芽の赤ちゃんが幹にあるので、とても分かりやすいです。
新芽の赤ちゃんのすぐ上の部分をノコギリで切断して増殖させます。
容器に敷き詰める

容器に敷き詰められたタラノキ
あとは、切断した幹を適当な大きさの容器に敷き詰めるだけです。
そして、ふかし栽培には水に浸す方法と、湿った土のようなパーライトなどに刺す方法があるのですが、
今回は少量なので、より単純な、水に浸す方法を選びました。
あとは、日光が当たる場所において、毎日水換えをしてやります。

ふかし栽培3日目の新芽
三日目には、数本の穂木で、緑色の新芽が生えてきました!

ふかし栽培6日目
6日目には、新芽も大きくなり、多くの穂木で新芽が出揃っていました。

ふかし栽培10日目
そして、10日目にはいよいよ葉が開きそうな新芽もあり、順調に育ってきています♪
この時期にふかし栽培を行うと、自然と新芽が増える時期なので、手をかけなくてもいい感じに成長してくれます😀
もう少ししたら美味しく食べられそう♪
水換えを忘れずに見守っていきます。
また、ふかし栽培の経過をご報告させて頂きます♪
ありがとうございました!
ちなみに、ふかし栽培の方法は、こちらの本「新特産シリーズタラノメ ふかし栽培と調製・販売の実際」
を読んで勉強しています。