岐阜県立森林文化アカデミーの受験に2022年秋に合格し、
2023年度より入学を予定しています。
今回は、入学試験内容と対策を合格体験記としてご提供します。
森林文化アカデミーに興味がある方や、受験しようと思っている方のお役に立つ記事になっております。
どうも、こばけん(@5884kenta)です。
【情報解禁】
岐阜県立森林文化アカデミーの入学試験に合格し、令和5年度入学が決まりました💮来春から2年間林業の専門学生になります✊
小規模な林業経営手法や里山資源の多面的利活用手法を修得したいと思っています‼️大人になってからの最大の自己投資。無駄にせんように頑張ります❗️
— こばけん| 里山で林業 (@5884kenta) November 17, 2022
今回、私がアカデミーの受験対策のために入手した情報を余すことなくご提供したいと思います。
自分自身、受験前にネットで情報収集しようとしましたが、見つけることができなかったので、有意義な情報になると思っています。
試験内容&勉強方法紹介
入学試験は、毎年秋(10月後半)に第一回目が行われます。
※詳しくは、森林文化アカデミー公式HPをチェックしてください。
ここで注意が必要なのは、試験は追加入試を含めると全部で4回用意されているのですが、定員(20名程度)に達すると打ち切りになってしまうので、
必ず第一回目で受験するようにしてください。
実際、2023年度は第一回目で16人が合格し、第二回目で6人合格。そして、第三回目以降は打ち切りとなっていました。
ちなみに、気になる合格倍率ですが、第一回目は24人受験し、合格者16名。不合格者8名。
第二回目は分からないのですが、合格者の受験番号から推測するに、全員合格の可能性が高いです。
倍率だけみると、そこまで難関では無いように思われます。
(それでも3分の1は落ちている。。)
ただ、定員数が少ないので、年度によって応募者数が殺到してしまうと一気に難しくなってしまうと思われます。
そして、気になる試験内容ですが、3つの関門があります。
✅入学願書(職務経歴書+志望動機&自己PR)
✅小論文(800字程度)
✅面接
入学願書は試験1ヶ月前に締切があり、事前提出です。
小論文と面接は試験当日にアカデミーで行われます。
それぞれ何が問われるのか?私の解答事例も併せてご紹介します。
入学願書(職務経歴書+志望動機&自己PR)
入学願書では志望動機と自己PRをそれぞれA4用紙一枚で書きます。
それと、職務経歴書(履歴書)の提出も求められます。
特に面接でも志望動機を聞かれますので、しっかりと書いて面接当日にも簡潔に説明できるように準備しましょう。
※アカデミー公式HPで入学願書ダウンロードできるので、参考にしてください。
参考に、私の志望動機をご紹介します。
私は、『自伐型林業を軸に、里山資源を活用した自給率の高い暮らし』を目指しています。
そのために、多様な森林経営を構築するための考え方や技術を森林文化アカデミーで学びたいと考えています。
卒業後は、現在住んでいる岡山県真庭市をフィールドに「自伐型林業」と「森林と人を繋げる活動」に取り組みたいと考えており、
特に「自伐型林業を営む上での林業経営手法」や「特用林産物や広葉樹林の活用方法」を森林文化アカデミーで修得したいです。
私は以前、大阪に住み会社員をしていたのですが、長時間労働で仕事以外の家事・育児などに全然手が付けられない状態に辟易しました。
その時にふと、会社からの給料に頼り消費者として生きている現状に不安を感じました。
そして、田舎で一次産業(林業・農)に従事しながら、生産者として自分の手で生きる力を欲するようになりました。
特に、日本が世界に誇る資源である「森林」を守りながら活用する術を身につけて森林に関わる仕事に就くことで、
中山間地域の活性化や国土保全、持続可能な社会づくりに貢献できると考え、その道に進もうと決心しました。
そういった人材になるためには、森林・林業に関する高度な専門知識および林業作業技術を身につける必要があると考えており、
森林文化アカデミー入学前の第一歩として、2022年春に大阪から岡山県真庭市に家族で移住し、森林組合の林業作業者に転職しました。
1年間、森林組合の現場で造林育林の作業技術を身につけるとともに、
森林文化アカデミー卒業後の自伐型林業のフィールド確保のための人脈づくりに取り組んでいます。
そして、森林文化アカデミーに入学し、森林資源の活用方法を深く学ぶことで、
将来的に森林をデザインしながら林業に取り組むことができる森林経営者を目指したいと考えています。
自己PRは恥ずかしい&個人情報満載なので、こちらでのご紹介は失礼します🙇♂️
アドバイスするとすれば、自分が志望している専攻や卒業後のビジョンに直結するような自己PRを書くことをおすすめします。
あれこれ書くよりも、自己PRポイントは的を絞って具体的体験を織り交ぜて書くと良いです。
小論文(800字程度)
小論文は、A群とB群でそれぞれ10個程度のキーワードが用意されており、それぞれから一つずつピックアップして論題を作り、800字程度で論じなさい。
という問題がでます。
小論文が初めての方は、小論文対策本はいっぱいあるので、近くの図書館などでサラッと読むことをおすすめします。
私自身、理系出身で小論文の試験は受けたことがないので初体験でした!
でもブログを書いているのが練習になったと思っています。
そして、どんな語句が出されるのか?が凄く気になると思います。
実は、これは明確な対策がありまして、過去問を入手してください!
過去問は、毎年夏ごろに開催されるオープンキャンパスに参加すると入手できます。
過去5年分ぐらいは貰えます(笑)
頻出単語はある程度決まっているので、事前にその単語で小論文を作って、対策しましょう!
傾向として、時事キーワードもあるようです。(ウッドショックなど‥)
ちなみに、頻出単語を一部紹介します。
・SDGs(持続可能な開発目標)
・生物多様性
・里山資本主義
・木のおもちゃ
・エネルギー問題
私が受験した時に選んだキーワードは、「地域材の利用」、「生物多様性」です。
『地域材の利用を増やして、生物多様性を守ろう』というテーマで論じました。
面接
小論文が終わると、順番に個人面接があります。一人10分程度の短い面接になります。
面接では、志望動機は必ず聞かれると思いますので、簡潔に説明できるように練習しておきましょう。
あとは、ハキハキと元気に!聞かれたことにちゃんと答える!ことを注意してください。
「聞かれたことにちゃんと答える」←当たり前の事なんですが、意外とできていないことがあります。
話している途中から、聞かれたことよりも、自分がPRしたいことに話が逸れてしまうことがあるので油断大敵です。
自分が話すターンの最後の方は、聞かれたことの解答になっているか意識を高めましょう!!
参考に、私が面接で質問された項目をご紹介します。
・アカデミーの志望動機
・なぜ、自伐型林業に取り組みたいと思ったのか?
・林業は危険なことを理解した上で参入しようとしているのか?家族の理解も得られているのか?
・森林組合を一年で退職することは職場の理解は得られているのか?
・アカデミーに入学して岐阜に引っ越しすることは家族の同意は得られているのか?
・里山整備と林業と広葉樹活用の3つを挙げているが、あえて言うならば一番取り組みたいことはどれなのか?
アカデミーに入学するにあたって不安要素はないか?を潰し込んだような質問でした。
もちろん、他の方がどんな質問をされたか分かりませんが、
ハキハキと元気に!聞かれたことにちゃんと答える!ことができれば問題ないと思います。
以上、2023年度の森林文化アカデミーの受験内容についてご紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。
なお、そもそも私が森林文化アカデミーに入学したいと思った理由についてこちらのブログで記載しています。
ありがとうございました。
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