森林経営において、作業道のルートを考えることが大事!
ずっとやりたかった、裏山の作業道のルート検討をやりました!
すると、漠然と広がっていた山の塊が、一気に近くなり、
具体的な管理イメージが湧いてきました。
ワクワクが止まらないこばけんです(笑)
私は、現在森林文化アカデミーの林業専攻2年生で、
もうすぐ卒業なので、卒業後の活動フィールドの森の事について、
アレコレ考えています♪

作業道のルートを考えるにあたって
まずは、等高線の入った地図でルートを考えます。
1/5000の縮尺で、10mおきに等高線が書かれている森林計画図を
今回は使用しました。
最初に考えることは、スタートとゴール
まずは、スタートをどこにするか?
到達目標地点は?から決めます。
私の場合、スタート地点候補が2箇所あり、
ゴールは集落の共有林で検討しました。
スタート地点は、西側からと南側からと、ぜんぜん違う作業道の終点です。
ここで、大事になってくるのがスタートとゴールの標高差です。
スタートとゴールの標高差
作業道を考えるにあたって、傾斜角度がとても重要になり、骨格です。
作業道を考える傾斜角度は、
道のアップダウンを意味する縦断勾配と、
掘りとる土の量が関係してくる横断勾配があります。
まず考えるべきは、縦断勾配です。
トラックや林業機械の性能によって、何%の勾配まで上り下りできるか?
が決まっています。
トラックであれば、12%ぐらいまで。
フォワーダというキャタピラがついた運搬機であれば18%ぐらいまでが基本的に
上限の勾配と考えます。
勾配は、低い方が安全なので、地図上の検討では10%で登っていけるか?
を基本として検討を進めます。
危険ポイントは避ける
続いて大切なことは、危険なポイントに道を作らないことです。
危険なポイントとは、等高線が密に詰まっている、傾斜が急なところです。
また、地質図などを見ながら、断層や地滑り地形も注意して避けるようにします。
とにかく、可能な限り山の情報を集めて、知ることが大切です!
今回は、アカデミーの先生に教えてもらいながら、道の設計を行いましたが、
経験を積んでいき、自分で設計ができるように頑張っていきたいと思います!
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