新しい取り組みは、地方(田舎)だからこそ先進的に始めることができる!
こばけんです。
今回は、昨日(9/25)にオンラインで参加させていただいた、トークセッションで得た学びについてご紹介します。
まず、私自身が何者かと言いますと、田舎暮らしをしたい!小さな地方で生業を見つけ、その地方に貢献できる人になりたい!と一念発起し、
今月(2021年9月)に8年半勤めたメーカーを退職・飛び出した、平成元年生まれ(32才)、2児のパパです。
来月〜年末までプログラミンスクール(テックキャンプ)でプログラミングを学び、その後のプランはまだ決まっていない(^◇^;)
人生模索中!!その模索の中で、大きなヒントを得ることができた、素晴らしいイベントでした。
「西粟倉村は『脱成長的成長』を実現できるか」斎藤幸平氏×井上岳一氏トークイベント in 西粟倉村
このトークセッションを受けて特に感じたことは、
現在顕在化してる問題である、“気候変動”や“生物多様性の喪失”は、“脱成長的成長”に取り組むことが解決の糸口である!!
その“脱成長的成長”の一旦を微力ながら担う一人に自分自身もなりたい。
と思いました。
そもそも私がこのイベントを知ったのは、移住相談をさせていただいている中で、
ローカルベンチャーの先進地である“西粟倉村”を知り、このイベントを知りました。
そして、お恥ずかしいですが、斉藤康平さんの『人新生の資本論』も、井上岳一さんの『日本列島回復論』も読んだことがありませんでした。
今回のトークセッションを聞き、このお二人の書籍を是非読ませていただきたいと思いました。リンク貼り付けておきます。
まず、井上さんのお話の中で、
「森林学を大学で学んだ後に、林野庁で働くが、霞ヶ関で考える問題が大きすぎて、自分自身が取り組めることが何なのか?
行き詰まってしまい、30才で辞めて30代は森から離れて彷徨い続け、40才で原点であるも森のことに帰ってきた。」
と聞き、
「おお!32才でメーカーを退職して、40才までにいろいろとチャレンジでして、自分の将来を考える時期にしたい!」
と思った自分と重なるものがある!と勝手にシンパシーを覚えました(笑)
まず、“脱成長的成長”という聞き慣れない言葉ですが、この言葉の要約は、
『ここ最近活発な“際限なきお金の利潤を追い求める資本主義”を続けてしまうと世界は崩壊する。
逆転の発想の、“お金の利潤を追い求めないで、違う形の幸福を追い求めることを本気で取り組もう”』
という思想だと私は解釈しました。
GDPを上げて、成長することが本当に幸せなのか?今の日本は、高度経済成長期のような経済成長がなく、
失われた日本と呼ばれているが、それでいいんじゃないだろうか?
井上さんのお言葉で
「地方や発展途上国は成長したほうがいい!都会や先進国は成長を止めるべき!」
「地方や発展途上国は過小成長してきた!都会や先進国は過大成長してきた!」
というのに、とても共感を覚えました。
これからは、過大成長してきた何かを、過小成長してきた地方に再分配していった方が良いのではないか?
ということで、私は都会(大阪)から地方に移住したい!という思いを改めて強く思いました。
そこで見える景色がどんな景色なのか、見てみたい。
正直、この“脱成長的成長”というテーマに取り組んで、気候変動の悪化をストップさせる、生物多様性を世界的に守っていくことが実現できる日が来るのだろうか?
それが実現する前に崩壊が先に起こる可能性のほうが高いのではないか?
というのが今感じている正直なところです。
本当は、都市こそこの問題に取り組む必要があるが、都市では発達しすぎたインフラがあり身動きしづらく、コンクリートジャングルで使える自然資源が残っていないため、なかなか難しい。
逆に、地方(田舎)のほうが取り組みやすい。
だから、都市ではできない最先端の取り組みを地方(田舎)がやる!
そして、将来的に都市に逆輸入する。
これが今目の前でできることではないか?
地方が逆に最先端をいける!!という言葉に、なるほど確かにと思いました。
小さくても一歩踏み出すことが大切だと信じ、自分ができることをやっていく。
また、トークセッションの最後に、西粟倉村の前市長さんのお話の中で、生物多様性についてお話があり、
「西粟倉村の川はとても綺麗だが、昔と比べたら魚が激減している。透き通った水なのに何故なのか?
それは、森の木の95%をスギで植林し、多様性が失われているからである。多様性の重要性を反省して、今後どうしていくか考えるべきである」
という言葉に、はっとさせられました。私は綺麗な水があることが最上級の自然保護された証だと思っていたのですが、そうではないことを気付かされました。
そういえば、大阪湾も綺麗になりすぎて魚が減っているとかも聞いたことがあります。
今回のイベントに参加させていただき、
飛び込んでみないとわからないことはまだまだある。自分が知らない世界があって、これからそれを吸収していきたい!と、ワクワクもしました。
一年後、十年後自分は何をしているんだろう?
とりあえず、目の前でできることを頑張ろう。
ありがとうございました。