田舎移住に向けて

林業就業支援講習を受けたら、「林業で田舎暮らし」の可能性発見できた&楽しかった体験談

2022年2月21日

林業就業支援講習20日間コース@智頭町に参加しました。智頭町と林業の魅力を存分に味わうことができ、控えめに言って「むっちゃ楽しかったです(๑>◡<๑)」

どうも、こばけん(@5884kentaです。

 

私は2022年4月から森林組合で林業マンになる者です。

それまで8年間空調メーカーで設計開発エンジニアをやってきました。

つまり、まったく畑違いの人間が急に林業の世界に飛び込むのです(笑)

私が何故林業を始めようと思ったのか?はコチラの記事に書いてます。

30代林業未経験者が林業の世界に飛び込もうと思った動機、きっかけ

 

私みたいな畑違いから林業に飛び込むような人にぴったりなのが、この『林業就業支援講習20日間コース』です!!

 

『林業に少し興味があるけど、やっていけるか不安・・』と思われている方に、私が林業就業支援講習に参加してみた体験談から『林業って楽しそうだな〜林業就業支援講習っていうおためしの講習があるんだ〜』ということを知ってもらいたく、ブログ書かせていただいてます。ぜひ!最後までお楽しみくださいm(_ _)m

 

林業就業支援講習とは?

 

テキスト

まず、この林業就業支援講習は、厚生労働省から委託されている事業です。

 

【事業の目的】

林業求職者に対して、事前に林業に関する十分な情報と知識を付与する講習を実施するとともに、就職相談等の支援を行い、併せて就職先となる林業事業体の雇用管理の改善を支援する事業を一体的に行うことにより、林業の新規就業の促進と職場定着を図り、林業労働力の確保に資することを目的とするものです。

【研修の内容】

・林業就業に係る基本的な知識の講習

・安全衛生講習

・林業関係施設等の見学

・林業作業の実地講習

・職業相談、生活相談

「林業就業支援講習のしおり」より抜粋

 

要するに、担い手不足で悩んでいる林業に、なんとか新たな担い手を増やしたい!!といった狙いの事業です。

ですので、受講者にとって、かなり優遇が多いです。

まず、『受講料完全無料!!』さらに遠方からだと、『宿泊費援助(上限4,400円まで)あり!!』

正直、至れり尽くせりですね(๑>◡<๑)

ちなみに、講習には「1日間」「5日間」「20日間」の3コースがあります。

その中でも、特別教育として資格がもらえるのは「20日間」のみです。

 

この講習は年間を通して全国各地で開催されていますので、ぜひ公式サイトでチェックしてください。

 

なお、20日間コースといっても20日間必ずあるわけではありません。

私が参加した講習は休みを除けば14日間でした。

※最低限必要な日程以上の講習日を確保していれば、各開催地に日程は委ねられているらしいです。

【講習全体(ざっくり)スケジュール】

林業就業に係る基本的知識や施設見学など ←4日間

チェーンソー資格講習 ←3日間

刈払機資格講習 ←1日間

小型車両系建設機械(3t未満)資格講習 ←2日間

林業作業の実地講習 ←4日間

講義の日はテキストをがんがん勉強しますし、実地講習もけっこうあるので、かなり充実した講習でした。

 

・林業就業支援講習20日間コースで取得できる資格とは?

取得可能な資格は、下記3種になります。

・刈払機取扱作業者安全衛生教育

・チェーンソー作業従事者特別教育

・小型車両系建設機械(3t未満)特別教育(整地・運搬・積込み用及び掘削用)

※最後の小型車両とは、いわゆる『ユンボ』のことです。

 

林業をしていると多種多様な作業に資格が必要です。全部で15以上は資格があります。

その中でも基本となる上記3つの資格を林業就業支援講習で取得できます。

 

講習を通して学んだこと、楽しかったこと

伐倒 みっちり安全や日常点検、機器使用上の注意事項について講義していただいた後、最終的に「木の伐倒」までさせていただきました。

人生初めての伐倒でしたが、雪山にもかかわらず、汗が吹き出ました(^◇^;)

チェーンソー練習木を切るまでには、丸太を使って練習もみっちりさせてもらいました。

チェンソー分解点検チェーンソーの分解清掃・点検では、メカニックな話をいっぱい知れて面白かったです。

ユンボ雪かきユンボの練習では、雪かきをたっぷりしました!雪だと思いっきり練習できて楽しかったです。

皆んなでテニスコートをつくってました( 笑)

 

写真で伝わると思いますが、むっちゃ楽しかったです☆☆

その他にも、たくさん考え学ぶ機会となりました。

林業にどっぷり浸かって技術を磨く必要もあれば、もう少し広い視野で考える必要もある。

おそらく、そこは役割分担になってくるのだと思いますが、多様な人材が林業に関わることの重要性を感じました。

 

 

田舎での複業型林業の可能性

林業一本ではない、『半林半X的な働き方』が最近話題になりつつありますが、智頭町にはまさしくこの働き方をしている人が沢山いました。

特に、「智頭町」という町は町長を先頭に、皆んなで「林業に新しい風を吹かせていこうぜ!」っていうパワフルさが溢れていました。

なんといっても若い人が多い!!こんな若者が集まる林業地は珍しいのでは??

 

それと、すでに募集は終わっているようですが、『智頭町複業共同組合』が新しく、マルチワーカーを募集しておられ、

林業を軸としながら他業種にわたって派遣ができる働き方、まさしく『半林半X的な働き方』を推し進めていました。

移住スカウトサービスSUMOUT募集ページ

 

複業的生き方を目指したい!と私も思っており、どうやったらなれるのか?が難しいのですが、

こんなに画期的な事業があるのか!?と驚き。

もう少し早くこの募集を知りたかった・・・o(`ω´ )o

 

ちなみに私が思い描いている複業型小規模林業ってどんなのか?はこちらのブログに書いてます。

30代林業未経験者が始めたい林業って?それは“複業型小規模林業”です!

 

田舎って、一個一個は稼げるお金が少ないことが多いです。ですので、複数組み合わせてお金を稼ごうっていう人が多いらしいです。

また、生計を立てる柱が複数あるということは、ある程度自分でコントロールもできますし、リスクヘッジにも繋がると思います。

特に、林業は秋冬がシーズンであり、季節性がある仕事です。

※雪が降る地域では多少ずれがあるらしいですが、

 

ですので、『複業』というキーワードは林業(田舎暮らし)において大切だと思います。

 

まとめ

以上、林業就業支援講習について書かせていただきました。

少しでも林業に興味がある方がいらっしゃいましたら、是非林業就業支援講習への参加をお奨めします。

ちなみに私と一緒に参加していたメンバーは、

・学生

・林業することを決めて退職した人←講習中に住む家も就職先も決めたパワフルなお姉様(笑)

・自営業の方でスケジュールの都合をつけて参加した人

・会社の長期休暇を利用して参加した人

など様々な方がいらっしゃいました。確かに2週間強会社を休むのは難しいかもしれませんが、

せめて1日講習や5日間講習であれば調整も可能ではないでしょうか。

『林業の課題は、林業だけでは解決できない』

多様な人が森に関わって林業や里山暮らしがより楽しくなる未来を願っています。

ありがとうございましたm(_ _)m

 

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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