【森林文化アカデミー学生日誌 vol.11】
2泊3日で、林業事例調査にでかけてきました( ^∀^)(@森林文化アカデミー)
林業事例調査は、クリエーター科1年生が中心となって、気になる先進的な取り組みをしている
林業事業体などを選んで視察させていただく一大イベントです♪
今回の視察では、和歌山と三重をぐるっとまわってきました。
アカデミーの活動報告でも視察内容があがっているのですが、
本ブログでは、各訪問先で特に自分が思ったことを端的に書かせていただきます。
視察内容の詳細は、リンクを貼っているアカデミーの活動報告のほうをご覧ください。
どうも、こばけん(@5884kenta)です♪
南方熊楠記念館 & 植生観察
まずは、らんまんで描かれている牧野富太郎と並んで、世界的植物博士である
南方熊楠の記念館を訪問しました!
南方熊楠は博物学者・生物学者・民俗学者の三面の顔を持ち、
生物学者としては粘菌の研究で知られています。
また日本で早くから生態系の重要性を理解し、
和歌山の貴重な神社林を守るなど自然保護運動に取り組んだ人物です。
想像していた以上のボリューミーで綺麗な記念館でした!
記念館の周りは植物園のようになっており、岐阜では見られない海浜植物を観察しました😄
気候による植生の違いが観察できて面白かったです。
強い浜風にさらされながらも力強く生きる木々が印象的でした。
株式会社中川さま
二日目は、造林育林の林業ベンチャーとして有名な株式会社中川さまに訪問しました。
創業7年目でありながら、地域の素材生産業者さんと連携し、造林に特化して事業展開されており、
一点突破している経営姿勢に感銘を受けました。
やはり、ビジョンと熱意をもって林業に取り組み、それをちゃんと発信することの大切さを感じました。
株式会社山長商店さま
山長商店さまは造林から伐採、製材、プレカットを一貫して自社で行う、歴史が深い会社です。
山長商店さんの歴史から、日本の林業の歴史的変遷を垣間見ることができました。
いかに、森林の価値をお客様に届けるのか?その努力が今、プレカットまで一貫して自社でやりきることにつながっており、
その長年にわたる努力の結晶を視察させていただき、大変勉強になりました。
宮川森林組合さま
宮川森林組合さんは、「地域性苗木を使用した、多様な樹種による森づくり」に取り組まれており、全国的にみても特異な森づくりに挑戦されているとのことで、今回の事例調査でぜひ現地で学ばせていただきたく、訪問させていただきました。
地域の方々を巻き込んだ多様な森づくりへの熱意も凄かったですが、
アロマなどの販売など、6時産業化まで取り組んでいて、多面的な森林活用に取り組んでおり
凄いと感じました。
鈴鹿木材株式会社さま
鈴鹿木材市場さまは、独自の流通システムを構築されており、安定供給するために様々な努力をされている木材市場です。
木材の問屋である木材市場として、どんな努力をしているのか?
すこしでも多く、山元に利益を還元できるためにどんなことを気をつけているのか?
その姿勢や取り組みをお伺いできました。
林業事例調査まとめ
今回の事例調査では、様々な形態の事業体を視察することができました。
将来的に林業に携わる学生としても、多角的な視野を学ぶとても良い機会になりました。
そして、一番感じたことは、
「自分が住む地域にとって最良な林業の形に正解はない!でも、理念を持って林業に取り組むことが大切」
ということでした。
これからも、自分の林業に対する理念をとことん考えていきたいと思います。
ありがとうございました。