森林文化アカデミー

刃物を砥げることは木工の命!実は林業においても重要なスキル!

森林文化アカデミー学生日誌 vol.3】

 

森林文化アカデミーの序盤の講義で、「刃物と砥ぎ」があります。

木工専攻でなく、林業専攻なのに、必要か!?少し迷ったのですが、

刃物についてなんとなくの知識しかなかったので受講してみました。

結果、林業にも刃物の知識と砥ぎ技術はとても重要だと気付きました!

どうも、こばけん(@5884kentaです♪

 

刃物の形や素材

小刀

刃物には様々な役割があります。

包丁のような肉や野菜を切る。

斧(オノ)や鉈(ナタ)のような木をたたき割る。

小刀のような木を削る。

 

それぞれの役割に応じて、形状や素材が異なります。

例えば、刺身包丁はきれいに刺身を切るために、とても鋭い形をしています。

一方、斧や鉈は叩き割るので、ハマグリのように丸みをおびた先端のものもあります。

尖りすぎていると、衝撃ですぐに割れてしまうので丸みをつけているのですね。

 

刃の素材は、ほとんどが炭素鋼(鋼+炭素)です。

包丁にはステンレスもあります。

鋼に炭素をまぜることで、しなやかさや粘りがでる工夫をされているらしいです。

 

まったくの余談ですが、地球上の全質量の4割弱は鉄で占めているらしいです。

意外と多いΣ(・□・;)

 

刃物の研ぎ

砥ぎ

いよいよ、刃物の砥ぎを教えてもらいました♪

一番初めは、自分の家で使っている包丁を砥ぎました(笑)

 

砥石には、研磨できる粗さで段階があり、

・荒砥石 > ・中砥石 > ・仕上げ砥石

の大きくは3段階です。

 

普段使いの包丁ならば中砥石までで十分なのですが、

せっかくなので仕上げ砥石まで砥ぎました♪

 

その包丁で砥ぐ前と後でトマトの切り比べしました!

感動的に切れ味がUP( *´艸`)

トマト

写真で伝わるでしょうか?下の切り口のほうが断然きめ細やかで美しいです♪

 

刃物の切れ味で一番身近に嬉しいのはやっぱり料理ですよね(笑)

 

ちなみに、こちらのYouTubeに刃物の砥ぎ方が分かりやすく説明されているので、ぜひ参考にしてみてください♪

 

林業と刃物砥ぎ

笹刈刃さて、刃物砥ぎの基礎を包丁を使って学びましたが、林業で刃物砥ぎって必要なの?

という所に対しまして、林業でも複数の刃物を使うので、必要なのです!

 

林業で主に使う刃物は以下になります。

・チェーンソーのソーチェーン

・刈払機の笹刈刃

・腰鉈(ナタ)

・斧(オノ)

・ノコギリ

 

森林組合で働いていた時は、チェーンソーと刈払機の目立て(砥ぎ)は毎日やっていました。

斧は私は使っていなかったですが、腰鉈はぶら下げていました。

※でも腰鉈を使うタイミングは少なかったので、一回も砥いでいなかった( ;∀;)

 

こだわっているフォレスターは、腰鉈も仕上げ砥石までぴかぴかに磨いているらしいです。

 

切れる刃物を使うことは、作業効率UPや安全性向上にも役に立つので、とても素晴らしいことですね♪

 

私も、一人前のフォレスターになるために、刃物砥ぎの練習を頑張っていこうと思います!!

 

それに、グリーンウッドワーク(生木を削って木工作品を作る手法)にも興味があり、

グリーンウドワークにも刃物砥ぎの技術は必須なので、それも楽しみながらまなんでいくつもりです♪

小刀

次回は砥いだ小刀で卵を削って作るのと、腰鉈の砥ぎを学ぶ予定です♪

先日に、親子里山ナイフ教室で、ナイフで小枝から小動物を作るワークショップに参加しました。その時の様子のブログもぜひ併せてチェックしてください(^-^)

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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