メリークリスマス!!今年は、霞ヶ関のサンタさんから、素敵なプレゼントが届きました☺️
それは、私が岡山で林業をするエリアの航空レーザー測量結果です!
これから、届いたデータの解析を行っていきたいと思っています♪
クリスマスに林野庁さんからクリスマスプレゼントが届きました🎁
こちらは、僕が林業をするエリアの航空レーザー測量結果のオリジナルデータ♪
50センチメッシュの点群データです。
中身を確認するまで、自分が扱えるレベルの状態なのか分からないというギャンブルなんですが(^◇^;)… pic.twitter.com/TWyHIdEhMI
— こばけん| 林業✖️森林文化アカデミー (@5884kenta) December 25, 2024
このデータを入手するまでに、色々と苦労をしました。。
どうも、こばけんです🙇
私は、現在森林文化アカデミーの林業専攻で学んでいる専門学生です。
卒業後は、岡山県真庭市で集落の裏山の管理をする山守りになるために、現在準備中です♪
目次
航空レーザー測量とは?
航空レーザー測量とは何か?
国土地理院HP に紹介されている言葉をそのまま引用させていただきます。
航空レーザ測量とは、航空機に搭載したレーザスキャナから地上にレーザ光を照射し、
地上から反射するレーザ光との時間差より得られる地上までの距離と、
GNSS測量機、IMU(慣性計測装置)から得られる航空機の位置情報より、
地上の標高や地形の形状を調べる測量方法です。
デジタル標高地形図は、航空レーザ測量で作成した標高データ等を用いて作成されています。
つまり、高精度な地形データが取得できるのです!
1秒間にもの凄い数のレーザーパルスを照射して、その反射を測定することで、
測量機器を積んだ航空機との距離が分かるという原理らしいです。。
なんとなく分かるけど、分からん(笑)
ただ、凄い。。
更に凄いのが、地面から反射したデータと、樹木の樹冠表面から反射したデータを区別することもできるので、
地面や、樹冠表面のXYZ座標データを得ることができ、地形の詳しい凹凸や、樹木の樹高なども分かるのです!
この、地面の凹凸のデータは、DEM(Digital Elevation Model)もしくはDTM(Digital Terrain Model)と言われます。
よく、「デム」と言っています!
また、樹冠表面のデータは、DSM(Digital Surface Model)と言われます。
このデータがあれば、森林管理を検討するためにいろんなことができるので、
私はこのデータがずっと欲しかったのです!
県に問い合わせてもずっともらえなく、、国に問い合わせたら入手できました😮
データの権限とかいろいろな事情があるようですが、、
航空レーザー測量のデータから何を分析したいの?
さて、そんな凄いデータなのですが、私が何に使いたいのか?
大きくは3つあります。
①作業道のルート検討&土砂災害危険エリアの判読
一つ目は、林業に欠かすことができない作業道の設計をするために使いたいと思っています。
国土地理院から、5mメッシュ(間隔)のDEMデータはダウンロードできるのですが、
もっと詳細なデータがあれば、より詳しく検討できます。
ちなみに、今回入手したデータは50センチメッシュとのことなので、10倍の高精度で地形が分かります!
②林分の資源解析
先ほどお伝えした、樹冠表面のデータもあるので、林分の樹高が分かります。
これは、DSMからDEMの標高差を差し引くことで、樹高が割り出せるのです。
そのデータは、DCHM(Digital Canopie Hight Model)と言います。
森林の資源量や健全性を知るためには、樹高がとても大事になってくるのですが、
混み合った森林の樹高を測定するのはかなり難しいです。
航空レーザー測量結果から広範囲に樹高が把握できるのはとても有難いことです。
③ドローン撮影からの資源解析にも必須
ドローンによって撮影した写真から、地面高さと樹頂点高さの差分から木の樹高が判明し、写真情報から樹種を判別することまでできる。。
すごい、、こんな分析を人力でやったらいったい何日かかるんだろうか、、 https://t.co/Jg34nGsbAj pic.twitter.com/HDYtL2zD2y
— こばけん| 林業✖️森林文化アカデミー (@5884kenta) November 12, 2024
じつは、これが私の中の一番の目的でもあるのですが、
今自分でドローンを飛ばして、画像解析から樹木の樹高データなどを解析しています。
ドローンは、持続的なモニタリングにおいてとても使い勝手が良く、
これからも活用して、山守りとして森林管理をしていきたいと考えています。
そのなかで、地面の標高データが詳細なほうが、誤差が少なくなるので、
50センチメッシュのDEMデータが欲しいのです!!
使えるかどうかはまだ分からないww
ということで、データは入手したのですが、実はまだこのデータが自分が解析できるのか?
まだ分からないです(笑)
というのも、解析したデータではなく、オリジナルデータなので、そのオリジナルにも
地面と木や建物とが区別されたものなのか?全然なにも分類されていないデータなのか?
によって、私のスキルで解析できるのか分からないのです。。
ですが、ぜひこのデータを活用して、井尾川流域の森林管理に役立てたい。。
土砂災害から集落を守るための一助になれればと、思っています!
というわけで、データの確認はこれからなのですが、使えるデータであることを祈っています。。