林業

森林組合で働いた30代男性が語る:仕事のきつさと5Kの実態

2023年3月19日

森林組合の仕事ってしんどいの?

33歳でメーカー設計開発から林業作業者に転職した私が、

実際の経験談をご紹介します。

 

どうも、こばけん(@5884kentaです。

 

昨日、1年間勤めた森林組合の仕事の最終出勤日でした。

というのも、4月からは岐阜県立森林文化アカデミーに入学して、2年間の林業専門学生になるからです。

元々、1年間働いた後は、アカデミーに入学することを決めていました。

決して、森林組合の仕事が嫌になったから辞めるわけではありません!

採用面接の時から、この意思は組合には伝えており、その上での採用をしていただきました。

私のワガママを受け入れてくださり、本当に感謝しております。

中山間地域の里山を元気にすることに貢献するため、これからも頑張っていきます!!

 

2022年4月から森林組合の林業作業者として働いて、丸1年になります。

林業は5K(危険、きつい、汚い、稼げない、結婚できない)と言われている業界ですが、

実際に働いてみてどうだったか?

各項目に着眼して、ご紹介していこうと思います。

 

総合的にみると、とても楽しかったし充実していました( ^ω^ )

 

「林業の5K」はうそ?ほんとう?

【1.危険】林業は危険と隣り合わせ!一瞬の油断と慢心が命取り!

林業危険

1つ目は危険!

ここに関しては、確かにヒヤリハットは何度か経験しました。

しかし、私は事故や怪我は一切無く1年間勤め切ることができました。

やはり危険を感じるタイミングは、疲れていたり焦っている時についやってしまう時!

だから、落ち着いてやること!焦らないこと!そして周りをよく見ること!

そうすることで、危険というのはかなり排除できるものだと感じました。

 

ですので、今後も危険予知を徹底して安全第一で林業作業に取り組みたいと思います。

 

【2.きつい】真夏の下刈り!冬の切り捨て間伐が、林業の二大きつい作業!?

下草刈り

2つ目のきつい!

真夏の下刈りや、冬の切り捨て間伐!この二つの作業が一番きつかったなぁと振り返ってみると思います。 

 

真夏の炎天下で行う下刈りはしんどかったですが、こまめな水分補給と休憩を挟むことで何とか乗り切ることができました。

下刈りの様子はこちらのブログでも紹介しています♪

下刈り
【林業作業紹介②】下刈りってどんな作業?

林業ってどんな仕事をしているの? 林業を知らない方にも、分かりやすくご紹介します!   どうも、こばけん(@5884kenta)です。 私は、2022年春から森林組合に転職し、造林育林班に所 ...

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切り捨て間伐は、かかり木処理中に木の下敷きにならないか?という恐怖心は常にありました。

肉体的疲労というよりは、精神的疲労が凄かったと思います。

こちらも木の重心をしっかりと見極めることや、チェーンソーの刃をしっかり目立てして切れる状態にすることで、

狙った通り木を倒すことができることを学びました。

 

林業を始める前に覚悟していた「きつい」よりかはマシだったかな〜?と振り返ると思います。

 

【3.汚い】汚れることは防げないけど、服装で気持ちは全然らくに♪

汚れ

3つ目の汚い!

木くず、泥、オイルや汗にまみれた毎日でした😂ww

山には虫も多かったので、それも少しギョッとすることはありました!

しかし、なるべく肌を露出しない服装にすることで、かなり精神的負担は軽減しました♪

そして、家に帰るとなるべく早くお風呂に入って体を洗い流すことですっきりしました。

小さな娘や赤ちゃんがいるので、体を清潔に保つことはかなり気を使っていました。

 

こればっかりは、個人個人の感覚や好みなので、潔癖症の方など、汚れることが無理な人には

どうしようもないかもしれません‥( ;∀;)

 

【4.稼げない】給料が低いことは本当!ワークライフバランスで考えるべし!?

林業 ヘルメット

4つ目の稼げない!

これは確かに稼ぎは少なかったです。

特に、私は林業仕事以外にも色々と行ってきたので結構休みました(笑)

森林組合は「日給制」なので、休んだぶん稼ぎは減ります。

しかし、田舎暮らしをする中で固定費が激減したことと、交際費がほぼ無くなったことで支出もかなり軽減しました。

そのことで問題なく暮らすことはできたと思います。

しかし、これはあくまでも共働き収入があることが前提なので、片働きではかなり厳しい給与水準だなとは感じました。

 

先輩でほぼ方働きでもお子さんを立派に育ててらっしゃる方もいらっしゃるので、

ちゃんと支出コントロールをすれば無理ではないとは思います!

 

そして、残業が無いので、仕事以外の時間を確保しやすいですし、今の時代は複業と組み合わせやすいです。

そういった柔軟な働き方と「林業」は相性が良さそうだなと感じました。

 

【5.結婚できない】林業しながら、結婚・子育て!?やればできる!!

林業 森

5つ目の結婚できない!

私は林業に就職する前に結婚しているので、ちょっとニュアンスは違いますが、

夫婦関係は都会暮らしをしていた時よりもかなり円滑になったと思っています!

というのも、夕方仕事から帰ってくるのが早いので、明らかに家族と一緒にいる時間は増えました。

そのぶん、家事育児参加も増えたと思います。

これは林業を始めて最大のメリットではないか!?と感じています。

プライベート時間を確保できるというのは、とても魅力的なことだと思います。

 

結婚できないの真意は、林業の稼ぎが少なくて家庭を持つことが難しいということからきているのですが、

共働きや複業をすることで解決するだろう!と私は思っています。

むしろ、ワークライフバランスを考えたら、メリットも結構あると思います!!

 

森林組合で貴重な経験を積むことができた

玉切り

1年間、造林育林班で様々な業務を経験させてもらいました。

私は将来的に自伐型林業(小さな林業)を自分で経営したいと考えており、

その礎として必要な技術を、この一年でかなり身に着けることができたと感じています。

造林育林は高性能林業機械はほぼ使わないので、チェーンソーと刈払機のみで仕事をしてきました。

このことで職人としての技術はかなり磨かれたと思います。

しかし先輩方の仕事スピードには全然追いつくことが出来なかったので今後とも修行に励みます!

 

この1年間で、造林・育林の基礎を一通り実践できたので、

次の2年間のアカデミーで、林業経営や森林生態学や里山資源活用方法などを身につけて、

更なるレベルアップできるように頑張っていこうと思います。

 

素材生産はまだまだ未知の領域!これから学んでいくことが楽しみです♪

 

ご拝読ありがとうございました!!

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こばけん

32才で大阪のメーカーを退職し、林業の世界に転職。 里山資源を活用した半林半Xな暮らしをするために地方移住。

林業が「自分の力で生きる」うえで最強だと思っている。 里山暮らしや林業の日常を発信しています♪

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