【森林文化アカデミー学生日誌 vol.4】
森林文化アカデミーの講義で、「刃物と砥ぎ」を受講しました。
本講義は、二日間に渡って刃物の砥ぎ方を学び、砥いだ小刀で
ヒノキブロックから卵を削りだし、切れ味の違いを体感します。
その様子をご紹介します。
どうも、こばけん(@5884kenta)です♪
黙々と皆んなが卵を削ってる風景♪
※前回記事はこちら
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卵削りに挑戦
前回の講義で、小刀の砥ぎ方を学び、その小刀でブロック状のヒノキから卵を削りだすことに挑戦しました。
これが、けっこう難しかったです(笑)
六面体の状態から、角を落として、8角柱に削ります。
綺麗に削れたら、次は16角柱に削り、上下の丸みをつけていく。
このような順番で削っていくのですが、ちゃんと砥ぎができていないと、
力いっぱい小刀を押し込む必要があります(;^ω^)
何度も砥ぎなおししました・・・
小刀がだんだん丸く・・
しかし、ここで問題が発生・・・
砥いでも砥いでも切れ味が改善されないΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
その原因は、はっきりしていました。
それは、ちゃんと刃先まで砥げていなかったのです。
なぜかというと、刃先からしのぎまでの刃渡りの部分が丸みを帯びた形になってしまっていたからです。
いわゆる“ハマグリ刃”という形になっていました。
何故??
それは、砥ぎ石で砥ぐ際に、少しだけ手首がかえってしまい、
弧を描くような砥ぎ方になっていたからです。
すると、刃が丸みをおびて、ちゃんと刃先まで砥げていない状態になってしまっていました。
丸みを帯びないように砥ぐには
丸みを帯びてしまうと、切れ味は良くないです。
鋭く木の表面を削りたかったのに、それができない状態です。
私はかなり後半に気が付いたのですが(先生に指摘してもらって)
そこからどうやって、修正したのか?
まずは、現状の砥ぎ方の癖を見える化するために、
マジックで刃に色を塗り、そこから砥ぎました。
すると、砥石と当たっていない部分のマジックが残るので、
刃先までちゃんと砥げているか?目で見て分かるようになります。
やってみると、見事に刃先の研ぎが残ってしまいました。
やはり無意識のうちに弧を描く砥ぎになってしまっていたようです。。
そこからは、ひたすらまっすぐ押し当てることを意識して砥ぎました。
マジックで見える化することによって、どこができていないのか分かるので良いです。
卵削りました
そして、出来上がった卵がこちらです♪
けっこう頑張りました!けど、近くで見ると凸凹していて、まだまだでした。。
GW中に頑張って続きを削ろうと思います♪
刃物砥ぎとナイフワークは奥が深い!
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